こんにちは。フォーチュン・カウンセラーのレイリィアスです。
今回は長野県にある諏訪北斗神社と万治の石仏をレポートします。
諏訪は、諏訪湖を囲むように諏訪大社四社が鎮座する、歴史と信仰の深い土地です。諏訪大社の公式案内では、上社本宮、上社前宮、下社春宮、下社秋宮の四社からなり、古くから風や水、五穀豊穣、生命の根源を司る神として広く信仰されてきたとされています。
北斗神社(ほくとじんじゃ)は、諏訪大社上社本宮の近くにある小さな神社です。
この神社でまず心をつかまれるのは、やはり石段の存在感です。
鳥居の先に空へ向かうようにまっすぐ石段が伸びていて、見上げるだけで少し気が引き締まるような雰囲気があります。登る前から、ここがただ立ち寄るだけの場所ではなく、自分の足で一歩ずつ気持ちを整えながら向かう場所なのだと感じられます。
この石段はかなり急で、手すりもほとんどないので気を付けて登っていきます。
往復してくると確実に筋肉痛になります(笑)。
北斗神社では北極星を神格化した神様ともいわれる天御中主神(あめのみなかぬしのかみ)を祀り、長寿のご利益があるとされています。というか、この急な石段を登ってお参りできるなら長寿になりそうです(笑)。また、本殿は文政8年(1825年)のものです。
北斗神社の魅力は、華やかな大社とは少し違う、ひっそりとした静けさにあるように感じられます。
急な石段を登り、息を整えながら高い場所の小さなお社に手を合わせる。そうした流れの中で、気持ちが自然と澄んでいくような感覚があります。
諏訪を訪れると、どうしても諏訪大社に目が向きますが、北斗神社のような小さな神社にも、この土地らしい祈りの深さが感じられます。
空へ向かうような石段、静かな社、そして高い場所から見える諏訪の景色。
北斗神社は、派手ではないけれど、じんわりと心に残る、諏訪の静かなパワースポットでした。
訪れたときは、ちょうど諏訪大社でお祭りがおこなわれていました。
万治の石仏(まんじのせきぶつ)へは、諏訪大社下社春宮をお参りしたあと、境内を通って向かうことができます。
万治の石仏へ向かう道の砥川沿いはとても涼やかです。暑い夏に少しの間、涼をいただいていました。諏訪大社下社春宮からおよそ300メートル歩いて田んぼの中に万治の石仏があります。
この石仏が「万治の石仏」と呼ばれるのは、石仏に刻まれた願主銘の万治三年(1660年)に由来します。ただし、古い記録では「えぼし石」や「みたらしの石仏」とも記されており、地域の人々からは親しみを込めて「あみだ様」と呼ばれてきました。現在もっとも一般的に使われている呼び名が「万治の石仏」です。
姿かたちも、万治の石仏の大きな魅力です。自然石をそのまま胴体とし、その上に小さめの頭部がのった独特の姿で、高さ2.6メートル、横3.8メートル、奥行3.7メートル、胴回り11.85メートルです。均整のとれた仏像とは違う、どこか素朴で、少しユーモラスにも見える表情が印象的で、かわいいですね。
万治の石仏には、有名な言い伝えがあります。春宮の石の大鳥居を造るために石工がこの大石に鑿(のみ)を入れたところ、石から血が流れ出たため、神の祟りを恐れて作業を中止したとされています。その夜、石工の夢枕に「上原山によい石材がある」とのお告げがあり、別の石で鳥居を造ったのち、この不思議な石に阿弥陀様を刻んで祀った…という伝承です。
そして万治の石仏には、独特のお参りの仕方があります。
@正面で一礼し「よろずおさまりますように」と心で念じる
A石仏の周りを時計回りに三周する
B正面に戻り「よろずおさまりました」と唱えて一礼する
…という流れです。
万治の石仏にお参りすることで得られる主なご利益は、願い事の成就、健康長寿・延命、そして、万(よろず)のことが治(おさまる)、つまり「すべての物事が万事丸く収まる」という、大変ありがたいご利益があると信じられています。とても有り難いですね。
夏バージョンの諏訪大社の御朱印です。色合いがきれいですね。
暑い夏は冷たい甘酒が最高です。
諏訪の旅で出会った北斗神社と万治の石仏は、どちらも派手さはないけれど、心の奥に静かに響く不思議な力を感じさせてくれる場所でした。
空へ向かうように石段をのぼる北斗神社、そして大地に根ざすように静かにたたずむ万治の石仏。
異なる魅力を持ちながらも、どちらも優しく気持ちを整え、前を向く力をそっと与えてくれる、諏訪ならではのミラクル・パワースポットでした。
ありがとうございます。
次回は九頭竜神社です。どうぞ楽しみにしていてくださいね。
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原稿提供元 アカデメイア